ネオ(NEO)は中国で初となるブロックチェーンのプラットフォームを活用する暗号通貨。
TokenNewsはネオの今後の展望などについて、創業者のDa Hongfei氏に取材をしました。
ネオの沿革は
私がブロックチェーンを知ったのは2011年頃とかなり早い段階でした。当時、中国にブロックチェーンや暗号通貨関連のコミュニティがなかったため、ビットコインやアルトコインなどの暗号通貨については独自で研究しました。 2014年に北京で開催された中国で最初のビットコインのカンファレンスで、DAOのクラウドファンディングについて演説しました。 DAOは、ブロックチェーンの技術を活用した仮想的な組織のようなものです。クラウドファンディングは、ICOの概念に似ています。ICOに類似した資金調達のプラットフォームを提供すべくブロックチェーンを構築したことがネオの成り立ちです。
ネオとイーサリアムの相違点は
ネオとイーサリアムはどちらもスマートコントラクト使用しています。イーサリアムは非中央集権的な要素が強くみられるが、ネオは実体経済あるいはスマート化された経済環境に対して順応するといった理念を持つ。つまり、ブロックチェーンを活用してリアルをデジタルに結びつけることを目的とする。このビジョンあるいは哲学の違いのため、技術的な部分も相違点がみられる。例として、ネオ以外のブロックチェーンによる1秒あたりの取引処理数が数十件に対して、ネオの取引数は1秒あたり数百件あるいは数千件になります。
どのようなプロジェクトで採用してもらいたいですか
コミュニティの開発者。分散型技術を使用する取引所やプロジェクトなど。
暗号通貨マーケットの将来
規制が強化されると思うが、より法令遵守されるべき。現在は規制がない資本市場のようなもの。
今後の展望
あらゆる物や資産がデジタル化あるいはプログラム化されています。これら全てがスマートコントラクトによって管理されます。つまり、実体経済とブロックチェーンが一つのシステムにつながるのです。私たちは、経済環境のより一層のスマート化に対応することを目指します。ネオ・プロジェクトの価値を高めるため、より多くの開発者にプラットフォームに関わってもらいたい。